音楽舞闘会「黒執事」

音楽舞闘会「黒執事」-その執事友好-
2009年6月6日(土)昼公演13:00・夜公演18:00
2009年6月7日(日)夜公演(千秋楽)13:00

サンシャインシティ劇場

6月6日(土)〜6月7日(日)の音楽舞闘会「黒執事」の3公演を観劇してきました!

テニミュ以外の舞台観劇も久しぶりだったけど、こんなに満足できる舞台になるとは思ってませんでした「黒執事」!
「あー原作読まないとここらへんわかんないだろうな〜」とか「ちょっとこの演出分かりにくいかも」とか2時間休憩なしのアクション満載舞台に「出演者大変そう・・」とか思ったり、色々おもうところもありましたけど、なんだか斬新な演出となにより素晴らしい音楽、出演者のアニメの中の人なんじゃないか?!と思うような声。みんなそっくりすぎた!歌唱力もすばらしい!
セットや衣装も豪華でした!

ミュージカルというよりも、ショーに近いです。テニミュよりもブリミュ寄りなかんじ。
全員でダンスとか全員で歌うとことかは一切ないですけど、キャラ一人一人に焦点を当てる感じの舞台。
舞闘会っていう名のとおり、アクション満載でした。ダンスじゃなくて殺陣が主です。

もうずっと頭の中で音楽がグルグル回ってます。最高だった!CD本当に出して欲しいです!
なによりアバーラインのアドリブ能力の高さにびっくりです。
原作→アニメ→舞台で連動してやりたかったんだな。っていうのが分かったよ。

物販の値段設定が高めなのもうなづけます。
なんだこのアルバムのようなハードカバーに箔押しのパンフレットは!すごすぎる。
セバスが生写真ないのも、設定上「写真にはうつらない」っていうキャラ設定があるから・・と思ってるんですが、そういうことでいいのかな?でもセバスの写真ほしかったな〜。
ストラップやトートバック、Tシャツまで売り切れになっててファン層の違いを感じました笑

そういえば、6日の夜は後ろ向いて入り口で人と話していたらこれまた入り口で会ったお知り合いに「なにしてんの!?今和樹通ったのに!!」って言われてびっくりした笑
ほんとなにしてんの私。その日は和樹・ハル・サトちゃん・丈やんが来ていて私は二階だったのですが、上からみてて1階が始まるまえにお客さんがソワソワして後ろ向きまくってるのが見えました。
ほんとまさかの四天メンバーでびっくりです。和樹も忙しいのに・・笑


レポをどうかいていいのか悩んでるんですけど、とりあえずアドリブとか感想とか・・。


◆観劇諸注意〜導入
舞台が始まる前の観劇諸注意をアニメでもタナカさんの声を出している藤村さん(おひょいさんww)がしていてびっくりしました。
タナカさん自体がとってもおとぼけキャラなので諸注意も「携帯の電源をお切りになってください〜」の下りをボケボケで何度も繰り返して、会場からも笑いが起こり始めたころ・・
スコットランドヤードのアバーライン警部がタナカさんの諸注意をぶった切って登場。

「アニメの顔も性格もいいアバーラインしか知らない方はびっくりされているかとおもいますが、原作だとこんな感じですよ〜あははは」
っていきなり面白い!
拍手をすると「全員俺の嫁ーー!」って叫んだり、観客に「どちらからお越しで?」と聞いて場所を答えると「今日水揚げされてきた?」とか千秋楽では「まぁはるばる日本から英国へ!すごいですね〜さすがワールドカップに出場するだけはありますね!」というアドリブを。

携帯に関する諸注意のあとで、非常時の注意では「基本的に非常事態がおこったら腹をくくってください」とか「2階のみなさーん見下してますか〜」「2階のみなさんは一番後ろの扉からお出になってください、くれぐれも前の方から飛び降りたりはなさらないください」とかもう面白すぎる。

「演出の都合上非常灯をつけていますが、決して予算上の都合じゃございません。」とかめちゃくちゃめんどくさそうに「非常時のお出口はアチラとアチラとアチラになりまーす」とかひたすら舞台前に笑わせてきます。

観劇中の注意では、「観劇中のおしゃべりや掛け声などはおやめください、たとえば・・
「ウケルんですけどー!」「ちょっ、おまっ!」とかはお控えください。
もしどーしても、なさりたいというのであれば今この私アバーラインに存分に存分にお願いいたします!!」(拍手)

千秋楽では「あはは、もーみんなアッバアバにしてあげる☆」って言ってましたよ笑
なんだかヲタ要素までww

歌を歌い終わったら存分に拍手してくれてかまわないよーみたいなのも言ってて、初めて舞台見る人にもやさしい説明でした。

前楽・楽ではいきなり「今回はみなさまに犯人を追い詰めて頂くのにご協力をいただきます。わたしが犯人を追い詰め右手をあげ「われわれはー」と言ったらみなさんで「スコットランドヤードだ!」と大きな声で言ってください!8000人の警官に追い詰められたと知れば犯人も逃げられないでしょう!では練習してみましょう!」

「ついに追い詰めたぞ!犯人め!われわれはー」
「「「スコットランドヤードだ!!!!!」」」

(千秋楽では、ウェーブまでさせられた!!!)

「ありがとうございます。まぁ、これは本編では一切使われることはありません!」
勇気を出してやった、私たち恥ずかしいじゃない!!みたいなオチです。

今回の舞台の設定が切り裂きジャック事件が終わり、カレー品評会が終わって、シエルとセバスが女王の命によってサーカスへ向かう少し前のお話で、日ごろからお世話になっている取引先の方を招いての舞踏会を開催する。というところで、「分かりやすくいうとーコミックス第5巻の○○○ページの3コマ目と4コマ目の間の空白の部分です!!」とかコミックスを懐から出して説明しててすっごいおかしかった。


やっと幕が開き、なんだか今日はやる気が出ないと、いきなりファントム・ハイブ家の使用人3人の歌。

◆バルド・フィニ・メイリン「騒がしき哉、三人!」
バルトとフィニ、メイリンの三人が順々に歌うのですが、声がみんな本当に中の人そっくり!
とくにメイリン!びっくりしました。え?中の人が出てるんだっけ???って本当に思いましたよ。しかも曇り眼鏡と厚底で動き回ってるのがすごすぎる。
フィニは・・この人本当に28歳か??って思うような若さ!バルトも渋くてかっこいいです。

歌い終わって、「やったね!うまくいったね!」って喜んでいると1階観客席からシエルが登場。

眼帯、半ズボン、ガーターベルトがかわいすぎる!というか、ショゴ大きくなっちゃって・・。
杖をつきながら歩く姿がとっても偉そうでいいですね。
しかも、ちゃんとカラコンいれてるんですよね。しゃべり方も生意気そうでかわいいな。

使用人三人にむかって「やる気を出すために、なぜ歌う必要がある!」と歌に対して文句を言うんですが、セバスまで登場時に歌い出しすごく嫌そうなお顔。

◆セバスチャン「Yes,My Lord」
声高い!!?ゴシックっぽい曲調の途中でタンゴっぽいのが入ったり、すごく難しそうな曲でした。
使用人三人にあなたたちは一体何をしているんですか?使用人の自覚があるんですか?と注意をして、指示などを歌うんですけど、めちゃくちゃ歌うまいです!さすが歌手。松下セバスの声の伸びがすばらしい!
背小さいかな?とおもったけど、180cmあるらしいんで・・たぶんショゴが背伸びすぎましたね笑

途中でシエルも「馬鹿馬鹿しい、僕は部屋に戻るぞ」とお歌に参加。

そしてセバスが主への忠誠を高らかに歌い上げて終了。
照明と歌の終わりがとてもかっこよかったです。

シエルが「あいつらに張り合って歌うな!」って言うんですが、使用人たちは「坊ちゃんも歌ってたよな・・」とコソコソ。
「歌ってない!」「聞こえない!」とツンデレっぷりを発揮する坊ちゃんがほんとうにかわいいな。

日本の玩具会社より3人の客人が訪ねてきて、めんどくさいと渋っているシエルへ女王から舞踏会へ招待した日本人へ「丁重なおもてなしを」という手紙がとどき、仕方なく相手をすることに。


一方世間では、日本になにかしら関わった貴族が次々に殺害される事件が起こっていて、アバーライン警部が担当になって事件を調べることに。
2人の部下を連れて調査をするのですが、もうこの2人の部下とアバーラインのコントがおもしろい!
「アンダーライン警部!」「アバーライン警部!!!」
「ラバーソウル警部!」「アバーライン!なにその脚で稼ぐ刑事みたいな名前!革靴だしね革靴!」
「顎のラインシャープ!」「アバーライン!!!」
アバーラインの顎を二人で撫で回して、二人ともビンタを浴びます。

すごく使えない部下二人。
ファントム・ハイブが舞踏会を開催することを知ったアバーラインはファントム・ハイブ家へ。

日本の玩具メーカーから英国のマナーを学びにタナカさんを頼って着た、ユウキ・カイ・キリトの三人。
ユウキ(ルイルイ)は玩具メーカーの若き社長で、シエルとチェスをして遊んでいます。
てかこの二人ちゃんとチェスやっててすごいな!チェス盤をオペラグラスでみてたけど、チェックメイトしてるー!!
カイはユウキの兄で右手を小さいころに負傷している、ユウキのお目付け役で英国に来たやさしい青年。
キリトもユウキのお目付け役で、がさつで口の見た目怖そうな青年。

ルイルイのユウキはちょっと世間知らずそうな甘えん坊の役なんだけど、お兄さんのカイのことが大好きってかんじで、二人でジャレ合っている姿や、無邪気にシエルと遊ぶ姿はとってもかわいかったです。
着ている服が、ロングのコートみたいなのの前を締めていて杖を持っているんですが、そのコートが腰でキュッて締まってて、胸板張ってて腰がキュッなので見てて「腰・・ほせぇぇ!」って思いました。
モノクロストライプのパンツと白い厚底靴履いてたかな。

カイは私立の紺のチャック学ランみたいな服装で、物腰柔らかだけど明るくで社交的でやさしいおにいちゃんって感じで始終タナカさん探してました笑
結局アノ手は、怪我している設定でただれた感じにしてあるんだよね??オペラグラスでみたけど、遠いと怪我しているのを隠すために赤い手袋をしているのか、怪我している特殊メイク的なやつなのかいまいち分からなかったけど。

キリトは無愛想で口の悪いガラの悪い子ですが、服装かっこよかった!肩から和風の布をたらしてるんだよ。ブーツもごつごつした装飾がたくさんついてるやつで、髪型も片方編みこんであります。
メイクが目の周り黒かったな。

チェスに負けてもう一回「勝つまでやる!」とせがむユウキにカイが「ゲームの天才に勝てるわけないから、やめたほうがいい」と説得しようとするんですけど、キリトが「いいじゃねぇか、窮鼠猫を噛むってこともあるぜ!」って言うとシエルが「まいったなー猫呼ばわりだ」って席につきなおすときに、猫と聞いて「よかったですね、坊ちゃん猫ですって!!!」って喜んでシエルに近寄ってセバスが言うとこがかわいかった!!
そしてそれをうっとうしそうに「よくない!」といって払うシエル。

これもきっと・・原作とかアニメとか見てないとわかんないネタだったろうな・・。
セバスは猫が大好きなんですよ。

将棋だったら勝てるかもしれないと、シエルの部屋で将棋をやることになり部屋に向かおうとすると「ゲームだったら、私がお相手しよう」といきなり、劉(ラウ)が中華な音とともに登場。
チャイナ娘二人を引き連れて、キモチよさそうに歌いだします。

◆劉「世上没有能治后悔的葯」
チャイナ娘かわいいな〜。
中国語が途中で入ってて全然私には何を言っているのかわかりませんでした笑
歌いながらセバスに絡んだりすると、セバスにうざったそうに払われたり、カイに絡んで頭さげられたり、やりたい放題!

気持ちよく歌い終わると、すでにシエルとユウキは部屋に行っていておらず、「ここんとこのこーいうポーズ見て欲しかったのにな!」って言いながら舞踏会に自分が呼ばれなかったことに文句をいいつつ、呼ばれなかったから手伝いに来たと称して参加してしまおうという魂胆だそうです。

劉が本物すぎる!目閉じながらでてきたとき・・ちょっとばーちょんに似てるとおもった。


舞踏会が始まる前に、アバーラインと部下2人が屋敷を訪れて、警護をさせてもらうと言うのですが、そこらへんでもコント要素があっておもしろかったです。

なんかストーリー説明みたいになってきて終わりそうにないので、ここらへんで色々簡潔にしていこうかと・・。

舞踏会が始まってユウキはシエルに服を借りて、ヒラヒラ襟と袖の服になってました。
シエルも衣装替えで、ブルーの服にお花のコサージュとヒラヒラ袖で腰にフッワフワした大きなリボンがついてる服になっててかわいかったー!靴にもリボンついてるんですよ。
ほんと腰のリボンがかわいすぎる!
バイオリンを弾くんですけど、ちゃんと音楽にあわせて指うごいてて細かいな。

途中でセバスが「貴方・・そこで何をしているんです?」ってムッとした声で言うと、ついに・・ついにグレル登場!!
しかも、あのヘタレ執事の格好で。黒のロンゲを赤の大きなリボンでひとつにシバってヘコヘコ謝りながら出てきます。

「ほんとすみません、先日のことを謝ろうとおもって・・」って情けない声で腰も低く謝ると「下手な演技はおやめになったらどうです?」ってセバスにすっぱり切り捨てられて
「あ〜ら、名演技と言ってよ!私女優なんだから!」ってセバスにベタベタすりよってきて、腰ふったり、背中にスリスリしたりして・・・・

もう完璧なオカマっぷりです、たっくん!すごい!すごいきめぇええ(褒め言葉)
しかも声が本当に福潤にそっくり!どっからそんな声だしてるの?
たっくんは本当に芸達者ですね。原作再現したような体系なんですけど!腰から下細っ。

襟首をセバスに掴まれて放り出されそうになるときも「みんながみてるぅ〜みんながみてるぅ〜」ってジタバタして、かわいい笑
シエルが場を整えようと、「今からささやかながらプレゼントをご用意しております」と言うと、使用人三人がでてきて、籠にたくさんの薔薇をモチーフにしたキャンディーをもってきて、ステージにいるキャストに一本ずつ渡します。
千秋楽のみ、みんな二本ずつわたして、シエルにいたっては4本もってました。
バルトがヒキながらグレルにもキャンディーを渡してあげて、もらえるとおもってなかったグレルが超喜んでキャンディにチュッチュキスをしまくり、腰クネクネしててもう会場のお客さん大爆笑。

そしてそのキャンディーを手にキャストが客席に下りてきて、客にあげてました。
二階にはキリトとグレルがきて、私は一回目グレルがそばに、二回目はキリトがそばに、三回目は葬儀屋がそばに来ました。
一回目のグレルがそばにきたとき「ごめんなさぁ〜い」って言いながら扉から登場して、「誰にしようかしら〜」って迷ってキャンディーを手渡すと、キャーッって歓声があがって
「キャーッ恥ずかしい恥ずかしい!」って言って顔に手を当てながらモジモジしながら去っていきました。

キリトは無愛想に客に渡して、すばやく帰っていきました。

千秋楽には二階に4人も来て、上手は葬儀屋・キリトで下手はグレル・アバーラインでした。
葬儀屋さん・・近すぎて怖かった!和泉さんが完璧な葬儀屋すぎてびっくりです。
キャンディあげるときもアノ声を間近で聞いて「ヒィイイ」ってなりました。

キャンディ配りのときはいろんなところから悲鳴があがってすごかった。
千秋楽・・シエルは最前列のお姉さん方に4つもキャンディーあげてて、ペコリってしてかわいかった。

舞台上に戻るとセバスが余興でテーブルクロス引きをするのですが、失敗して(わざと)グラスやナイフやらが飛び散るときに使用人たちが大慌てでセバスの指示を受けるんですけど、
劉も「私は何をしたら!!!!」って勢いよく近寄ってきて、セバスに勢いよく「なるべく端のほうでおとなしくしていてください!!!!」

って言われて「分かった!努力しよう!!」って言って端の方でチャイナ娘2人とイチャコラし始めました。
床に胡坐かいて、その上にチャイナ娘一人を乗せてもう一人のチャイナ娘は劉の肩にもたれかかって3人でコソコソ顔を近づけて話したり、腰に手を回したり・・本当にいちゃいちゃ!
ほんとびっくりするぐらい、いちゃいちゃ!笑

セバスは自分が余興に失敗して、場を濁してしまったのでカイに何かやってくれないか?と頼んで、ユウキに代々家に伝わる笛を吹かせるんですけど、演奏の最中に何者かがいきなり進入してきてユウキを狙ってピストルを放ちます。

アクションがあるんですけど、セバスが侵入者にナイフをなげるところがあるんですけど、本当に絵に刺さってる演出がされててすごかったです。
刺さったナイフをシエルが撫でたりしてました。
銃で撃たれそうになったユウキをかばって、セバスが撃たれて・・まぁ悪魔なので死なないんで、すぐ復活して侵入者を倒すんですけど、この侵入者役の人たちの身体能力も高すぎる!
階段から転げ落ちたり、空中で回ったり・・すごすぎる。

驚きどよめく客人たちにシエルが、これも余興の一つで今日はこれで舞踏会は終了ですと場を収めてお客を帰します。

劉に死体の処理とその死体を葬儀屋へ持って行くように頼んで、ユウキとカイに今回の事件の事情を聞くことに。


とりあえず、一旦ここまで。全然終わる気がしない。